浸水事故相次いだK21装甲車、補完終え4月に戦力化
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2011.01.13 16:36
浸水事故相次いだK21装甲車、補完終え4月に戦力化
【ソウル13日聯合ニュース】設計上の問題で相次いで浸水事故が発生した韓国陸軍の水陸両用次世代戦闘装甲車G21が、4月から再び戦力配置される。
防衛事業庁関係者は13日、昨年11月に国防部から指摘された浸水事故関連の設計上問題を解決するため、4度の立証試験を経てすべての補完作業を終えたと明らかにした。主要機能とは関係のない不具合などを今月中に補完し、来月から部品の製造に入る。3月には最終確認試験を実施し、4月から戦力化が可能になると説明した。
軍当局は、昨年に野戦配置を計画したが保留にしていた50両を含む100両余りをことし戦力化する方針だ。
K21は1999年12月から2007年7月にかけ開発。直後には渡河作戦の遂行が可能な戦闘装甲車として脚光を浴びたが、2009年12月と昨年7月、渡河訓練中に沈没する事故が発生し、設計欠陥疑惑が浮上した。国防部の監査の結果、設計上に問題があることが明らかになった。
昨年11月に発表された監査結果によると、K21の浸水事故は、兵士が搭乗しない状態での前方浮力不足、防波機能の喪失、エンジン室の排水ポンプ未作動、変速機のエンジンブレーキ効果に伴う前方への傾斜などが複合的に作用し発生した。
また国防部は、K21開発の過程で業務を不当に処理し設計上の問題を招いた責任者に対する刑事処分も検討している。
mazi38@yna.co.kr