金剛山観光再開「年内は難しい」 訪朝終えた韓国・現代会長
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2018.11.19 17:08
【高城聯合ニュース】北朝鮮南東部の景勝地、金剛山の観光事業を手掛けていた韓国の現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長は訪朝を終えた19日、韓国北東部の東海線南北出入事務所で記者団に対し、中断中の金剛山観光について、「年内の再開は難しい状況になったが、遠くない時期にできると思う」と述べた。
玄氏は金剛山観光開始から20年になることを記念する南北合同行事に出席するため18日に訪朝し、1泊2日の日程を終えて帰還した。
玄氏は8月、金剛山で開かれた同グループの元会長で夫の故鄭夢憲(チョン・モンホン)氏の追悼式では「年内に観光が再開されるのではないかと思う」との見解を表明していたが、最近の朝米(米朝)関係などを踏まえ、現実的に不可能との考えを示した。
訪朝期間中、北朝鮮側と金剛山観光再開など南北経済協力に関する議論があったかについては、「北側も早期の再開を望んでいることは確認できたが、具体的な議論があったわけではない」と説明した。
観光再開の時期の見通しに関しては、「米国が(対北朝鮮)制裁を解除すれば、直ちに南北経済協力事業を再開できるよう準備している」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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