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40年前にも「南北米対話」推進した 米機密文書で明らかに

記事一覧 2018.11.25 13:00

【ソウル聯合ニュース】米国がジミー・カーター政権だった1979年、朝鮮半島の緊張緩和のため、南北と米国による3カ国会談を極秘に推進したことが分かった。聯合ニュースが25日、外交政策研究で有名な米ジョンズ・ホプキンズ大高等国際問題研究大学院(SAIS)のジェームス・F・パーソン研究員から入手した米外交機密文書で確認した。

1979年に来韓したカーター氏(左)が当時の朴正熙大統領と握手を交わしている(資料写真)=(聯合ニュース)

1979年に来韓したカーター氏(左)が当時の朴正熙大統領と握手を交わしている(資料写真)=(聯合ニュース)

 文書によると、カーター氏は1979年6月末に来韓し、当時の朴正熙(パク・ジョンヒ)大統領と行った韓米首脳会談の前後に、インドネシアのジャカルタで南北と米国による3カ国会談の開催を極秘に推進した。米政府はインドネシア政府を通じ、同提案を北朝鮮に伝えた。

 会談の場所がジャカルタだったのは、3カ国の外交代表部が同国に置かれ、3カ国の代表団を支援することができるためとした。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が現在、朝鮮半島の終戦宣言と平和体制の協議のため、南北と米国による3カ国首脳会談を推進する中、40年前にも米主導で3カ国による協議の枠が模索されたことは興味深い。

 カーター氏は南北と米国による3カ国対話を、1977年の就任直後から推進していた。大統領選での公約だった在韓米軍の撤退問題と3カ国対話を連携させる狙いがあった。

 しかし、米国の呼びかけに北朝鮮が応じず、3カ国対話は実現しなかった。

csi@yna.co.kr

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