スマホ利用者2割が「中毒リスク群」 子ども・60代以上で増加=韓国
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2019.02.13 17:15
【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部と韓国情報化振興院が13日発表したスマートフォン(スマホ)依存に関する実態調査の結果によると、韓国のスマホ利用者の5人中1人に過依存(中毒)の危険があることが分かった。
過依存高リスク群とは日常的なスマホ使用を優先し、機器の利用程度を調節するのに困難を感じるなどスマホによって生活に支障をきたす状態を指す。
調査対象になった満3~69歳のスマホ使用者のうち「潜在的リスク群」(16.4%)と「高リスク群」(2.7%)を合わせた「過依存リスク群」の比率は19.1%で、2016年の17.8%、17年の18.6%に続き増加傾向を示した。
過依存リスク群に分類された幼児や児童は16年に17.9%、17年に19.1%、昨年は20.7%と増加している。両親が過依存リスク群の場合は、その子どもの幼児・児童もリスク群に属する比率が高かった。このほか、60代でも過依存リスク群は16年に11.7%、17年に12.9%、昨年は14.2%と年々増加している。
一方、若者層では15年に31.6%だったリスク群が16年は30.6%、17年は30.3%、昨年は29.3%と少しずつ減少している。
過依存リスク群がスマホで利用するコンテンツはメッセンジャーが最も多く、SNS(交流サイト)、ゲーム、ニュースなどが後に続いた。
昨年のスマホ利用者の77%は過依存の深刻性を認識しているとし、過半数(52.4%)は過依存の原因が個人にあると答えた。
今回の調査は昨年8~10月、全国1万世帯の2万8575人を対象に行われた。
ynhrm@yna.co.kr
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