金正恩氏 15日ぶり公開活動=米朝会談後の戦略固まる?
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2019.03.27 09:29
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が25、26日に平壌で開かれた朝鮮人民軍の中隊長・中隊政治指導員大会を指導したと報じた。
金委員長が公の場に登場したのは、10日に最高人民会議(国会に相当)の代議員選挙の投票所に姿を見せてから15日ぶりだ。
ベトナム・ハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わった後、北朝鮮に戻って投票所を訪れた以外に目立った公式活動がなかった金委員長が、国内の政治行事を通じて再び公開活動を開始したことから、米朝首脳会談以降の戦略がある程度固まったのではないかとの観測が出ている。
来月11日に開かれる最高人民会議や、これに先立ち行われる朝鮮労働党の政治局会議や中央委員会全員会議などで今後の政策を明らかにする見通しであることから、金委員長が本格的な行動を開始したとも分析される。
北朝鮮が中隊長・中隊政治指導員大会を開催するのは、2013年以来6年ぶり。金委員長が最高指導者に就任してからは2回目となる。
ynhrm@yna.co.kr