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新任の韓国統一相 「平和と経済の好循環」へ意欲

記事一覧 2019.04.08 16:37

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部長官に任命された金錬鉄(キム・ヨンチョル)氏の就任式が8日、ソウル・外交部庁舎で行われた。金氏は就任のあいさつで「現時点で最も重要なのは昨年始まった朝鮮半島の平和の流れを後戻りできない段階に発展させること」とし、経済を輪に朝鮮半島の平和を強化し、平和を基に再び経済的な協力を促進させる好循環構造を強化していくと述べた。

金錬鉄氏=(聯合ニュース)

金錬鉄氏=(聯合ニュース)

 また日本の植民地支配に抵抗して起きた1919年の三・一独立運動から100周年を迎えて行われた記念式典で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「新朝鮮半島体制」を提示したことに触れ、「その夢を現実にしなければならない。難しく大変でも挫折したり、諦めたりしてはならない」と強調した。

 金氏は最近の朝鮮半島情勢については、「平昌五輪を機に再び始まった朝鮮半島の平和定着プロセスは3回の南北首脳会談と2回の朝米(米朝)首脳会談を経て巨大な歴史的流れになった」と評価した。

 また「南北関係の変化により、日常の生活が変わるという確信があってこそ対北政策に対する国民的な合意も広がる」と指摘。「政権が変わるたびに対北政策の基本方針が変わることは、これ以上あってはならない」とし、「南北関係と統一問題に対する幅広い意思疎通により、国民が共感し同意できる対北政策になるよう特に努力していく」と強調した。

 金氏は「統一部の業務は総合的な性格を持っているため、他の官庁との協力が重要だ」とし、「そのため、中央政府と地方自治体、政府と民間の有機的な分業と協力政治を推進していくべき」との方針を示した。

 統一部の職員に対しては、能動的な思考、国民の声の傾聴、専門性の育成の3点を求めた。その上で、「南北関係が難しい状況にあるからといって、挫折や敗北意識に埋もれてはならない」とし、「活気に満ちた組織文化は自らが作り出すもの」と呼びかけた。

 文大統領はこの日、金氏のほか中小ベンチャー企業部長官候補の朴映宣(パク・ヨンソン)氏ら5人を閣僚に正式に任命した。5人のうち金氏と朴氏の人事聴聞経過報告書は国会で採択されておらず、与野党の対立が一層激化する見通しだ。

yugiri@yna.co.kr

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