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釜山「労働者像」 日本総領事館近くの公園に移転へ

記事一覧 2019.04.11 18:00

【釜山聯合ニュース】韓国の市民団体「積弊(積み重なった弊害)清算・社会大改革釜山運動本部」は11日、釜山の日本総領事館前に設置することを目指していた日本の植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する「労働者像」を日本総領事館から100メートルほど離れた鄭撥(チョン・バル)将軍像前から、近隣の公園に移転すると発表した。同団体と総領事館前の道路を管轄する釜山市東区庁の合意によるものという。

歩道に置かれた労働者像=(聯合ニュース)

歩道に置かれた労働者像=(聯合ニュース)

 合意文には労働者像の設置場所のほか、双方が強制徴用問題の解決に向け努力するなどの内容が盛り込まれた。

 これまで同団体と東区庁、釜山市は労働者像の設置場所を巡り、3者会議を続けてきた。

 団体側は総領事館前への設置を要求したが、釜山市は外交上の問題などから、同市内の「国立日帝強制動員歴史館」に設置することを要請していた。 

 団体側は今月14日に将軍像前で集会を開き、労働者像から総領事館までの約150メートルの区間を「抗日の通り」とする宣言を行う計画だ。

 ただ、釜山市側は東区庁と団体の合意について、「3者での交渉中に市を排除し、両者協議で労働者像に関連する決定をしたのは非常に遺憾」とし、像が公園に設置された場合は行政代執行により撤去することを団体側に通知した。

 釜山市の関係者は「総領事館から近い場所に労働者像を設置させるわけにはいかない」とし、国立日帝強制動員歴史館に設置するべきとコメントした。

yugiri@yna.co.kr

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