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南北首脳が歩いた板門店「徒歩の橋」 きょうから民間人に開放

記事一覧 2019.05.01 10:33

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が昨年4月27日の南北首脳会談で一緒に散策した、南北軍事境界線のある板門店の韓国側に位置する「徒歩の橋」が1日から民間人に開放される。

「徒歩の橋」を散策する南北首脳(資料写真)=(聯合ニュース)

「徒歩の橋」を散策する南北首脳(資料写真)=(聯合ニュース)

 韓国政府はこの日から、民間人を対象にした板門店見学行事を再開すると発表した。

 見学を申し込んで許可を受けた民間人は、徒歩の橋のほか両首脳が記念植樹を行った場所なども訪れることができる。

 国防部は「訪問客が平和の現場を目で見て、朝鮮半島の軍事的緊張の緩和を肌で感じるきっかけになることを期待する」と伝えた。

 政府と国連軍司令部は、昨年9月の南北軍事合意に基づき板門店の共同警備区域(JSA)の自由往来を実現するための手続きを進める中で、昨年10月から民間人のJSA見学を一時中断していた。

 国防部は今回JSAの韓国側地域を開放したことについて「(昨年4月の南北首脳会談で署名した)板門店宣言から1周年を迎え、板門店の見学を望む国民の要望、今後行われる南北間の自由往来の事前準備、長期間続いている3者(南北と国連軍司令部)間の協議促進などのため、板門店の南側地域から見学を再開することを決定した」と説明した。

 JSAの南北地域を自由往来できるようになるまでは、相当な時間がかかるとの見通しが出ている。

 南北と国連軍司令部の3者はこれまでJSAの自由往来を巡り、JSAの共同勤務や運用規則を設けるため協議を続けてきたが、北朝鮮の消極的な態度により話し合いは中断した状態だ。

 これに先立ち、南北は昨年10月25日付でJSA内の監視所、兵力、兵器を全て撤収した。自由往来の実現に備え、JSAの北朝鮮側地域に北朝鮮側と韓国側の監視所を1つずつ新設し、韓国側地域にも同様に監視所を1つずつ設置した。これらの監視所には南北の非武装軍人(民事警察)が勤務することになる。

 JSAを見学するためには、30~45人の団体で申し込む必要がある。見学再開後最初の週には学生などを対象に試験運営され、その後見学対象を拡大する予定だ。 

 外国人の見学の申し込みは旅行会社を通じて行うことができる。

ynhrm@yna.co.kr

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