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金正恩氏が「長距離打撃手段」訓練に立ち会い 北朝鮮メディア

記事一覧 2019.05.10 08:51

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が「9日に朝鮮人民軍の前線および西部前線防御部隊の火力打撃(攻撃)訓練を指導した」と報じた。金委員長は「長距離打撃手段」の火力訓練計画を把握した後、訓練の開始命令を下したという。これは北朝鮮が9日に発射した飛翔体を指すとみられる。

朝鮮中央通信は金委員長が立ち会った「火力打撃訓練」の写真を公開した=(聯合ニュース)

朝鮮中央通信は金委員長が立ち会った「火力打撃訓練」の写真を公開した=(聯合ニュース)

 韓国軍の合同参謀本部は9日、北朝鮮が同日午後4時29分と同49分ごろ、北西部の平安北道・亀城から短距離ミサイルと推定される飛翔体を1発ずつ、東の方向へ発射したと発表している。飛行距離はそれぞれ約420キロと約270キロで、高度はいずれも約50キロと推定した。

 中央通信が言及した「長距離打撃手段」は長距離ミサイルではないとみられる。長距離ミサイルは一般に射程が5000キロ以上とされる。

 同通信は訓練の写真も公開した。ミサイルらしきものが移動式発射台から垂直に飛び出す様子が写っている。北朝鮮は4日にも地対地弾道ミサイルの一種、「北朝鮮版イスカンデル」と推定される飛翔体を発射しており、これと同じ兵器とみられる。 

 また、9日の訓練では240ミリの放射砲(ロケット砲)と新型自走砲らしき兵器も登場した。

 訓練に立ち会った金委員長は「情勢の求めと党の戦略的な意図に沿うよう前線と西部前線防御部隊の戦闘任務遂行能力を一層高め、どんな不意の事態にも主動的に対処できるよう万端の戦闘動員体制を備えなければならない」と述べた。さらに、「国の真の平和と安全は自身の自主権を守護できる強力な物理的な力によってのみ担保される」と強調した。

 中央通信によると、金委員長は「数日前に東部前線の防御部隊が火力打撃任務を円満に遂行したのに続き、西部前線防御部隊もしっかり準備できており、火力任務遂行能力が素晴らしい」と、満足感を示した。

 訓練の視察には金平海(キム・ピョンヘ)、呉秀容(オ・スヨン)の両党副委員長らが同行した。

朝鮮中央通信が公開した「火力打撃訓練」の写真=(聯合ニュース)

朝鮮中央通信が公開した「火力打撃訓練」の写真=(聯合ニュース)

mgk1202@yna.co.kr

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