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文大統領とWFP事務局長 対北食糧支援で緊密協力確認

記事一覧 2019.05.13 20:44

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、青瓦台(大統領府)で国連世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長と会談した。国連食糧農業機関(FAO)とWFPが今月3日に発表した北朝鮮の食糧状況に関する実地調査報告書などの内容に関して意見交換し、北朝鮮に対する食糧支援に関連して緊密に協力することで一致した。青瓦台の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官が伝えた。

文大統領(右)とWFPのビーズリー事務局長(青瓦台提供)=13日、ソウル(聯合ニュース)

文大統領(右)とWFPのビーズリー事務局長(青瓦台提供)=13日、ソウル(聯合ニュース)

 高報道官によると、ビーズリー氏は会談でまず報告書の内容について説明し、北朝鮮の食糧配給量が深刻なレベルで少ないことが把握され懸念していると伝えたという。

 同報告書によると、北朝鮮の食糧事情はここ10年間で最悪の状況にあり、食糧不足を解決するには136万トンの穀物を輸入する必要があるとされる。

 ビーズリー氏は北朝鮮の社会的弱者に対する緊急の人道的支援が必要であると指摘し、文大統領もこれに同意した。

 文大統領は「トランプ米大統領が北への人道的食糧支援を全面的に支持すると話した」と説明し、ビーズリー氏は食糧支援策について意見を伝えた。

 ビーズリー氏はこの日、韓国統一部の金錬鉄(キム・ヨンチョル)長官と約35分、外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官と約50分会談。韓国政府が推進する北朝鮮への食糧支援について意見を交換し、政府に供与を要請したとみられる。

 青瓦台によると、当初の予定では青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)がビーズリー氏と会談することになっていたが、直接說明を受けるべきという文大統領の判断で予定が変更された。

yugiri@yna.co.kr

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