韓国首相 北朝鮮隣接地域でアフリカ豚コレラの防疫状況を点検
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2019.06.05 17:44
【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は5日、北朝鮮に近い京畿道北部を訪問し、家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」の防疫状況を点検した。
李首相は1日にも北朝鮮に近い仁川市江華郡の養豚農家や軍部隊を訪れ、アフリカ豚コレラの防疫状況を確認している。
首相が二度にわたり、現場で防疫状況の点検をしたのは、中国、モンゴル、ベトナムなどに続き北朝鮮で発生したアフリカ豚コレラを韓国内に流入させないとの意思が反映されたものとみられる。
李首相はこの日、京畿道・楊州市の京畿北部動物衛生試験所を訪問し、同道の畜産山林局長から防疫状況についての説明を受け、検査や監視などの対応状況を視察した。
また坡州市の消毒施設に移動し、施設の運営状況を確認した。李首相はこの席で家畜や飼料などを運搬する車両に対する徹底した消毒を強調し、防疫現場の職員の健康と安全にも注意しなければならないと伝えた。
李首相は訪問後、交流サイト(SNS)を通じ、「北で発生したアフリカ豚コレラがかなり南下したとみなし、最高レベルの防疫をする必要がある」とし、「政府の指針が地方自治体の現場の第一線でしっかりと履行されるように互いに点検しなければならない」と指摘した。
yugiri@yna.co.kr
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