韓国大統領府がロシアに強く抗議 軍用機の領空侵犯
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2019.07.23 15:55
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は23日、ロシアの軍用機1機が同日午前に独島付近の韓国領空を侵犯したことを受け、ロシア側に強く抗議したと発表した。
青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)が同国のパトルシェフ安全保障会議書記に対し、「われわれはこの事態を非常に重く見ており、こうした行為が繰り返される場合ははるかに強力な措置を取る」と抗議の意を伝えた。あわせて、安全保障会議で状況を把握し、「適切な措置」を取るよう求めたという。
韓国軍合同参謀本部によると、中国のH6爆撃機2機、ロシアのTU95爆撃機2機と1機の早期警戒管制機A50が同日午前、朝鮮半島東側・東海の韓国防空識別圏(KADIZ)に進入。韓国空軍は戦闘機を出動させて警告通信を行ったが、応答がなかった。
このうち、独島付近の領空を2回にわたり侵犯したロシアのA50に対し、空軍戦闘機は計約360発の警告射撃を行った。
中国とロシアの軍用機が同時にKADIZに入ったのも、他国の軍用機が韓国領空を侵犯したのも今回が初めてとされる。
tnak51@yna.co.kr
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