文大統領 日本の輸出規制「新技術開発・国産化で克服を」
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2019.07.24 14:33
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、南部・釜山で開かれた市長・道知事との懇談会で、日本の輸出規制や米中貿易摩擦などで苦境に立たされている韓国経済の突破口として「規制革新」を強調し、新技術の開発や国産化などで現在の状況を克服しなければならないとの考えを示した。
文大統領は「部品・素材の国産化と輸入先の多角化は、困難でも必ず進むべき道だ」としながら「未来に進むためには大胆な変化・革新が必要で、中央政府が素早く行えない先駆的な実験、革新的な挑戦が求められる」と述べ、国政運営のパートナーとして地方自治体の役割が非常に重要だと指摘した。
また、規制改善の例として新技術・サービスの実証などで一時的に規制を緩める「規制サンドボックス」制度の実施を挙げ、「韓国国民と企業はさらに大胆な規制革新を求めている」と述べた。
このほか、今年4月に導入した「規制自由特区」制度に七つの自治体を指定したと紹介。ヘルスケア、ブロックチェーン、自動運転などの新技術の実証と事業化を通じて革新成長を地方の成長に拡大すると説明した。
その上で「われわれの競争相手はグローバル市場であり、海外に進出する国内企業を後押しして海外の優秀企業・資本を誘致する、より大胆な規制改善と支援策が講じられなければならない」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr
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