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ソウル・南山に慰安婦被害者たたえる銅像 14日除幕式

記事一覧 2019.08.12 11:22

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は12日、ソウル市教育庁、市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」と共同で、14日午後に旧日本軍の慰安婦被害者をたたえる銅像の除幕式を行うと発表した。

14日に除幕式が開かれる銅像(ソウル市提供)=(聯合ニュース)《転載・転用禁止》

14日に除幕式が開かれる銅像(ソウル市提供)=(聯合ニュース)《転載・転用禁止》

 銅像は、前を見ながら手を握り合う3人の少女(韓国人、中国人、フィリピン人)と、これを見守る慰安婦被害者の故金学順(キム・ハクスン)さんの姿をかたどった。正面に空間が設けられ、市民が銅像の手を握って空間を埋められるようになっている。

 韓国政府は、金さんが初めて自身の被害を公の場で証言した1991年8月14日を記念し、昨年から8月14日を国の記念日に指定した。

 銅像は、2017年に米国の大都市で初めて慰安婦被害者の碑を建立したサンフランシスコ在住の海外同胞が自主的に発案して現地で製作し、ソウル市に寄贈。一切の費用は同地の非営利団体「キム・ジンドク&チョン・ギョンシク財団」が負担した。

除幕式を待つ銅像(ソウル市提供)=(聯合ニュース)

除幕式を待つ銅像(ソウル市提供)=(聯合ニュース)

 この銅像は日本による植民地時代の痛ましい歴史を伝える、ソウル・南山の朝鮮神宮跡の前に設置される。ここには朝鮮王朝時代に祭祀が行われた国師堂があったが、日本により撤去され、神宮が建立された。

 ソウル市は、市民が慰安婦問題をより身近に感じられるよう、歴史的な場所であり市民が日常的に訪れるこの地に銅像を設置することを決めたと説明した。

 14日の除幕式には、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんや07年に米下院で可決された、慰安婦問題を巡り日本政府を非難する決議案を主導した日系のマイク・ホンダ元米下院議員、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長など約100人が出席する予定だ。除幕式では慰安婦被害者の痛みを描く音楽劇も上演される。

 銅像の正式名称は、市民からの公募によって決められる。

ynhrm@yna.co.kr

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