韓国高官「米朝対話、近く展開されそうな印象」 米特別代表と会談
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2019.08.22 14:31
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は22日、北朝鮮核問題を巡る米国の交渉代表を務める国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表とソウルで会談した。会談後、金氏は記者団に「米朝間で対話が近く展開されそうだという印象を受けた」と述べた。
北朝鮮外務省がこの日発表した報道官談話で「軍事的な脅威を伴う対話には興味がない」と表明したにもかかわらず、米朝対話の再開を楽観視する理由については「正確な内容を明かすことはできないが、近く行われるものとみている」と述べるにとどめた。ただ、「北朝鮮側から対話再開に関する具体的なシグナルがあったと理解しても構わないのか」との質問には「そうではない」と言明した。
会談では、ビーガン氏が先に韓米日協力の重要性について切り出し、金氏は日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長可否に関し、「慎重に検討して国益にかなう判断をしたい」と応じた。同協定は24日が延長か破棄かの判断期限となっている。
ビーガン氏は東京訪問を経て20日にソウル入り。21日に北朝鮮核問題交渉の韓国代表を務める外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と協議したほか、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官を表敬訪問した。22日午後に米国への帰途に就くという。当初、韓国訪問後に中国・北京を訪れることも検討していたが、取りやめたとされる。
tnak51@yna.co.kr