独島防衛訓練 日本の出方見極め28日以降に実施か=韓国
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2019.08.24 08:00
【ソウル聯合ニュース】韓国海軍や海洋警察などが参加する独島防衛訓練が今月末か来月に実施される見通しであることが分かった。
韓国政府の関係者は24日、独島防衛訓練の実施時期について、軍と海洋警察の計画に沿って実施されるが、日本が「ホワイト国(輸出管理の優遇対象国)」から韓国を除外する政令が28日に施行されることや、気象条件などを考慮して、最終的に決定されると説明した。
これは政府と軍が同訓練を28日以降の今月中に行うか、来月に先送りするかを検討していることを示唆したものと受け止められる。当初、独島防衛訓練は20日に終了した韓米合同軍事演習「韓米連合指揮所訓練」の直後に実施されるとみられていた。
一方、国防部関係者は「現在、実施時期と参加戦力の規模を検討中」と説明した。
政府は22日、日本の経済報復に対抗し、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を延長しないと発表した。独島防衛訓練の時期も日本の出方を見極めながら決める可能性が高いとみられる。
訓練に参加する戦力の規模も、政府が強硬姿勢をみせていることから、例年よりも大きくなるとの見方が出ている。
鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)が6日、今回の独島防衛訓練について、海洋警察だけでなく陸・海・空軍が参加することを構想していると発言したことから、軍の一部では、鄭氏の発言に近いレベルで実施されるとの見方が出ている。
独島防衛訓練は韓国の領土である独島を防衛する意志を示し、外部勢力の独島侵入を防ぐ技術の習熟を図るため、毎年上半期と下半期に実施する。昨年は6月18~19日、12月13~14日にそれぞれ行われた。
yugiri@yna.co.kr