韓国閣僚候補の娘に不正入学疑惑 名門大で真相解明求める集会
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2019.08.23 21:37
【ソウル聯合ニュース】韓国の法務部長官候補に指名されたチョ国(チョ・グク)前青瓦台(大統領府)民情首席秘書官の娘の不正入学疑惑が取り沙汰されている名門大・高麗大で23日、学生たちが真相解明を求め集会を行った。
集会には在学生や卒業生など約500人が参加。2010年に入学したチョ氏の娘が提出した書類など、入学審査に関連した資料の公開などを大学側に要求した。
また「疑惑が事実であることが明らかになった場合は、チョ氏の娘の入学取り消しを要求する」と主張した。
大学側は「規定により5年を過ぎた資料は全て廃棄した」とする一方で、入学に関連して提出された資料に重大な問題が発見された場合は、入学が取り消される可能性があると説明した。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2017年の大統領選で公約に掲げた検察改革を加速化させるために、法務部長官候補に野党が強く反対していた最側近のチョ氏を指名。しかし、同氏を巡っては娘の入学を含む複数の疑惑が浮上しており、今回の閣僚人事が与野党対立の原因になっている。