北メディア 韓国でのGSOMIA記事を紹介=コメントはなし
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2019.08.27 10:20
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対外宣伝インターネットメディア「メアリ」は27日、韓国のネットメディアの社説を全文紹介することで、韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了を決定して以降初めてこの問題を取り上げた。社説はGSOMIA終了決定を支持する内容だった。ただメアリは、この社説に対しコメントはしていない。
韓国政府は22日、GSOMIAを延長しないことを決めた。翌日の23日、韓国のネットメディア「民衆の声」は社説で、「政府の今回の決定は、少なくとも外交的な屈辱につながる道を断固として拒否したという点で評価に値する」とし、「われわれの安全保障の根幹でもなく、手続き的にも無理があることではない」と支持の姿勢を示した。
北朝鮮当局やメディアはこれまでのところ、GSOMIA終了決定に対し見解を示していない。だが、韓国メディアの今回の社説を全文引用したことから、支持する立場を遠回しに表したものとも受け止められる。
北朝鮮メディアはこれまで、韓日GSOMIAを「売国協定」「(日本に)軍国主義復活と朝鮮半島再侵の足掛かりをつくる飛び石も同然」などとして破棄を求めてきた。
mgk1202@yna.co.kr