韓国開発の軽水炉APR1400 米で設計認証を取得
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2019.08.27 11:32
【ソウル聯合ニュース】原子力発電所を運営する韓国水力原子力は27日、同社の新型軽水炉「APR1400」が米国原子力規制委員会(NRC)の設計認証(DC)を取得したと発表した。設計認証は原子炉の設計が米国の安全要件を満たしていることを示すもので、米製以外で設計認証を受けるのはAPR1400が初という。米国での建設と運営が可能になり、許認可までの時間とコストも削減できる。
APR1400はこれまでにアラブ首長国連邦(UAE)に輸出されている。韓国国内では新古里原発3、4、5、6号機(蔚山市)、新ハンウル原発1、2号機(慶尚北道蔚珍郡)に採用された。
韓国水力原子力の関係者は、APR1400が2017年10月に欧州各国の電力会社の安全性に関する要求をまとめた「欧州電力要求」(EUR)の認証を得たことにも言及しながら、「世界2大認証の両方を取得し、安全性が立証された」と自信を示した。
mgk1202@yna.co.kr