Go to Contents Go to Navigation

文大統領「日本が対話の場に出るなら喜んで手を取り協力」

記事一覧 2019.08.30 09:21

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「日本が過去の歴史問題に関連付けて韓国に対し不当に取った経済的な報復措置は、韓国だけでなく世界経済に否定的な影響を及ぼさざるを得ない」とした上で、「日本がいつだろうと対話と協力の場に出てくるなら、私は喜んで手を取り、協力する」と述べた。9月1~6日のタイ、ミャンマー、ラオス訪問を前に、30日付のタイ英字紙バンコク・ポストのインタビューで語った。

文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)

文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)

 文大統領は「わが政府は対話を通じて外交的にこの問題を解決しようとしている」とし、「経済以外の理由で、互いの経済に害を及ぼすのは愚かしい」と指摘した。

 29日の臨時閣議では経済報復措置を取る日本を「正直になるべき」と批判した。日本に向かって、態度の変化があれば協力できるという立場を強調したものとみられる。日本の一方的な経済報復措置に対してはしっかりと声を上げる一方、外交的に解決する可能性を開いたといえる。

 文大統領は「東南アジア諸国連合(ASEAN)と韓国は自由貿易が共同繁栄の道ということを自ら証明すべきで、これを通じ大国間の貿易摩擦と保護主義の拡大を防がなければならない」と強調。さらに「日本が対話と外交的な協議の道に乗り出せるよう、韓国と日本双方の近しい友人で協力パートナーのASEANが力を合わせてほしい」と呼びかけた。

 一方、北朝鮮に関しては、11月に韓国南部の釜山で開かれる韓国・ASEAN特別首脳会議に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が出席するなら、朝鮮半島と東アジアの平和を促進することになるとの見方を示した。金委員長が同月にバンコクで開催される東アジア首脳会議(EAS)にも招かれた場合には、東アジア諸国と北朝鮮が具体的な協力策を話し合えると期待した。また、金委員長がこれまでの南北、米朝首脳会談で核の代わりに経済発展を選ぶ意向を示したとしながら、「北が核を捨てて皆と一緒に進めるよう、ASEANが役割を果たしてほしい」と求めた。

 文大統領は「南北それぞれと外交関係を結んでいるASEAN諸国がたゆむことなく朝鮮半島平和定着への旅路をともにしてくれたことに感謝する。朝鮮半島の平和はASEANを含む東アジアの繁栄につながると確信する」と力をこめた。

mgk1202@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。