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未来産業での協力強化で一致 GSOMIAも締結=韓国・タイ首脳

記事一覧 2019.09.02 14:20

【バンコク聯合ニュース】タイを公式訪問している文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は2日、同国のプラユット首相と首脳会談を行い、第4次産業革命に備え未来産業分野での協力を強化することで一致した。

首脳会談の様子=2日、バンコク(聯合ニュース)

首脳会談の様子=2日、バンコク(聯合ニュース)

 韓国青瓦台(大統領府)によると、韓国の大統領がタイを公式訪問するのは2012年以来、7年ぶり。また、文大統領はタイの新政権が7月に発足して以降、同国を訪れた最初の外国首脳だという。

 文大統領は会談で、1958年の国交樹立や2012年の「戦略的パートナー関係」への関係格上げなどを経て着実に発展してきた両国間の友好・協力関係が、一段と互恵的で未来志向的に発展していくよう期待すると伝えた。

 プラユット首相は、タイと韓国は両国レベルの協力に限らず、韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)レベルでの域内の包括的な発展に向け、協力する余地も大きいと指摘し、両国間の協力を強化していこうと応じた。

 会談の場で、韓国とタイは両首脳の立ち会いの下、第4次産業革命に関する覚書(MOU)を締結。ロボット、バイオ、未来の車など新産業分野における両国間の協力に向け、情報共有や人的交流を拡大していくことを約束した。これを通じ、両首脳は韓国の革新成長政策とタイの未来産業育成政策「タイランド4.0」との相乗効果創出を目指す。

 また、両国政府はこの場で軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結した。

 韓国政府は現在、米国、カナダ、フランス、ロシア、日本など21カ国とGSOMIAを結んでいる。日本とのGSOMIAについては終了を決めたため11月に失効する予定だが、新たにタイと結んだことで、締結国数は21カ国で維持される。両首脳は、GSOMIAの締結を受けて軍事交流と防衛産業協力を一層強化していくことを申し合わせた。

 両首脳はあわせて、11月に韓国・釜山で開催される韓・ASEAN特別首脳会議、メコン川流域国(ラオス、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、タイ)の首脳との韓・メコン首脳会議の成功に向け、緊密に意思疎通を図ることでも一致した。

 青瓦台は、タイは今年のASEAN議長国であり、メコン川流域国の主軸国でもあることから、ASEAN加盟国との交流拡大を骨子とする文政権の新南方政策において、タイとの協力は非常に重要だと説明している。

 首脳会談では朝鮮半島平和プロセスも議題に上った。プラユット首相は、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和体制定着に向けた韓国政府の努力を積極的に支持する姿勢を改めて示した。文大統領は、タイの揺るぎない支持が韓国政府の大きな力になっていると応じた上で、域内の平和構築のための継続的な協力を求めた。

 文大統領はタイに3日まで滞在した後、ミャンマーとラオスを国賓として訪問する。

tnak51@yna.co.kr

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