韓国・慶尚南道への「日本軍慰安婦歴史館」設立 地元市民団体が推進
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2019.09.05 16:19
【昌原聯合ニュース】韓国南部・慶尚南道の市民社会団体が、同道への「日本軍『慰安婦』歴史館」設立を推進する。
同道内の約20の進歩(革新)系市民社会団体でつくる「慶南地域日本軍『慰安婦』歴史館」建立推進委員会の準備会は5日、慶尚南道庁プレスセンターで記者会見を開いた。
準備会側は旧日本軍の慰安婦問題について「日本帝国主義が植民地支配と侵略戦争を遂行するため、朝鮮をはじめとするアジア・太平洋地域の幼い少女や女性らを詐欺、強圧などを用いて強制的に日本軍の性奴隷とした戦時の暴力犯罪」だとし、「今でもわれわれは加害者に犯罪責任をきちんと問えていない」と指摘した。
また、「被害者が多い慶尚南道地域で被害者の人権・名誉回復、正義実現という歴史的責務を果たせていないことを反省し、被害女性の叫びを重く受け止めて歴史的課題に積極的に取り組んでいくべきだ」と強調した。
その上で、「日本軍慰安婦問題は過去の問題であるだけでなく、現在と未来の問題でもある。過去と現在をつなぎ、未来を開いていく日本軍慰安婦歴史館の設立が急がれる」とし、設立への賛同を呼び掛けた。
tnak51@yna.co.kr
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