韓国名門大２校で法相の辞任求める集会　高麗大と延世大

【ソウル聯合ニュース】娘の不正入学疑惑や家族ぐるみの不透明な投資疑惑などが取り沙汰されている韓国のチョ国（チョ・グク）法務部長官の辞任を求める集会が１９日夜、ソウル市内にある名門私大の高麗大と延世大で開かれた。

　チョ氏の娘が不正入学したとの疑惑が持ち上がっている高麗大のキャンパスでは在学生や卒業生ら約２００人が集会に出席。チョ氏の閣僚辞任や大学による真相解明、処分などを求める声が上がった。

　延世大での集会にも約２００人が集まった。主催側はチョ氏が機会の平等や公平さ、正義などの価値を損なったと主張しながら辞任を求めた。

　この日は大学教授らでつくる団体「社会正義を望む全国教授会」が青瓦台（大統領府）前で記者会見を開き、チョ氏の罷免を求めた。同団体は、文在寅（ムン・ジェイン）大統領はチョ氏ではなく、社会正義を立て、国民の同意を得られる人物を長官にすべきだなどと訴えた。

　団体は１３日からインターネットにチョ氏の罷免を求める声明を発表し、現職・元職の大学教授を対象に署名活動を開始。１８日までに２９０大の計３３９６人から署名を集めたという。