サムスントップの差し戻し審 10月25日に初公判=韓国高裁
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2019.09.26 11:50
【ソウル聯合ニュース】韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告と長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)被告への贈賄罪などに問われたサムスングループ経営トップのサムスン電子副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)被告の差し戻し審がソウル高裁で来月始まることが26日、分かった。
裁判所によると、ソウル高裁刑事1部は李被告の差し戻し審の初公判期日を10月25日に指定した。李被告が出廷し、争点などに対する自らの立場を示すと予想される。
韓国大法院(最高裁)は先月29日、サムスンが朴政権の「陰の実力者」だった崔被告に対し、崔被告の娘のための乗馬用の馬購入費や冬季スポーツ英才センターへの支援金を提供したことを無罪と見なした二審判決を破棄し、審理を高裁に差し戻した。これら50億ウォン(約4億5000万円)相当を賄賂と認定した。
李被告は二審で懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を受けており、差し戻し審では量刑が重くなる可能性が高いと分析されている。一審と同様に実刑になれば拘束される。
一方、サムスンからの収賄罪などに問われ、李被告と同じ日に二審判決が破棄、差し戻された朴被告については、まだ差し戻し審の初公判期日が指定されていない。朴被告の審理はソウル高裁刑事6部が担当する。
刑事6部は同じく破棄、差し戻しとなった崔被告の審理も担う。崔被告の差し戻し審は10月30日に初公判が予定されている。
tnak51@yna.co.kr