韓国環境団体 福島原発汚染水の海洋放出案を批判
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2019.12.24 15:29
【ソウル聯合ニュース】韓国の団体、環境運動連合と市民放射能監視センターは24日、日本政府が東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含んだ処理水を海洋放出しないよう求めた。
これらの団体は、汚染水の海洋放出は生態系に深刻な影響を及ぼさざるを得ないと指摘し、「経済的理由と技術的困難を言い訳に安易な解決策である海洋放出計画を立てるより、福島の漁民と韓国など周辺国の被害を最小化する方法を探すべきだ」と主張した。
また「放射性物質を含んだ汚染水を薄めて放出するとしても、捨てられる放射性物質の総量は変わらない」としながら、汚染水の放出は人類が消せない罪を負うことだと批判した。
日本政府は、2011年に東日本大震災による津波で炉心溶融(メルトダウン)事故が起きた福島第1原発の汚染水の処理方法について数年間検討を進めている。経済産業省は23日、政府の小委員会が汚染水の処理方法として海洋放出や水蒸気放出、両者を併用する三つの案を提示したと発表した。これを巡り、事実上海洋放出を行う方向で結論付けられたとする分析が出ている。
ynhrm@yna.co.kr
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