韓国軍 今年2回目の独島防衛訓練実施=機動なく日程も短縮
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2019.12.27 14:58
【ソウル聯合ニュース】韓国の海軍は27日午前、今年2回目となる独島防衛のための「東海領土守護訓練」を実施した。国防部関係者が明らかにした。同関係者は「毎年恒例の合同訓練で、現地の海上の天候が悪く、指揮所訓練として実施した」と説明した。
訓練は8月以来、約4カ月ぶりとなる。韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了を猶予し、日本との対話に乗り出している中、日本がどのような反応を示すか注目される。
海軍は現地の天候を踏まえ、艦艇などを投入せず、シミュレーションで訓練を行った。
過去最大規模だった前回と比べ、機動訓練がなく、日程も2日から1日に減った。関係改善の兆候が見え始めている両国関係を考慮したとの分析が出ている。
前回の訓練は海軍と海洋警察の艦艇約10隻、空軍の主力戦闘機F15Kを含む航空機10機、イージス駆逐艦「世宗大王」(7600トン級)をはじめとする海軍最精鋭の第7機動戦団の戦力と陸軍の特殊部隊の隊員が参加するなど、過去最大規模で実施された。
軍は韓国の領土である独島を防衛する意志を示すとともに外部勢力の独島侵入を防ぐ戦術の習熟を図るため、1986年から毎年上半期と下半期に防衛訓練を実施している。
今年の1回目の訓練も当初は前年と同じく6月に実施予定だったが、対日関係を踏まえて先送りした。だが、韓日間のあつれきは深まり、韓国政府は日本とのGSOMIA終了を通告した数日後の8月25、26日に訓練を実施した。
日本はこの訓練に敏感に反応しているため、今回も反発する可能性が高い。前回も強く反発し、訓練の中止を求めていた。
kimchiboxs@yna.co.kr