ロシア輸入の日本車から基準値超える放射性物質 現地メディア
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2020.01.22 12:50
【ウラジオストク聯合ニュース】ロシア極東ウラジオストクに輸出された日本製の自動車から基準値を超える放射性物質が検出されたことが、22日分かった。現地メディアが税関当局の話として報じた。
現地メディアによると、ウラジオストク税関は21日午後に日本から到着したトヨタ自動車のプリウス1台から基準値を超える放射性物質(ベータ線)が検出されたと明らかにした。
ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスの5カ国で構成されたユーラシア経済連合(EAEU)は、放射性物質が基準値を超過した製品の輸入を禁じている。
税関はこの自動車を日本に返送すると説明した。
2011年3月に発生した東京電力福島第1原発事故により、ウラジオストクから輸入された日本製品から基準値を超える放射性物質が検出された事例は同年4月から17年6月までに計875件あったという。
現地メディアは、日本製の輸入車から放射性物質が検出されたのは17年以降初めてだと伝えた。
税関関係者は「今回の事例は福島事故の余波が完全に消えていないことを示している」と述べた。
税関は、基準値を超える放射性物質が検出されたことをロシアの監督機関に報告した。
ynhrm@yna.co.kr