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韓国への帰国第1便 乗客は疲れと安堵の表情=新型肺炎

記事一覧 2020.01.31 08:59

【ソウル聯合ニュース】「長い待機時間で皆疲れ気味だった」――。

 新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・湖北省武漢市に滞在する韓国人を帰国させるために韓国政府が派遣したチャーター機の第1便が31日午前6時すぎ(日本時間)、武漢天河空港を離陸すると、搭乗客は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

金浦空港に到着したチャーター機=31日、ソウル(聯合ニュース)

金浦空港に到着したチャーター機=31日、ソウル(聯合ニュース)

 チャーター機には武漢と周辺に滞在していた韓国人367人が搭乗した。

 韓国政府や搭乗客などによると、チャーター機は検疫や出国手続きのため、予定時間より約2時間出発が遅れた。政府当局者は「中国当局の検疫後、韓国側の検疫が徹底して行われ、時間がかかったようだ」と説明した。

 中国当局の許可の遅れなどもあり、当初より約15時間出発時間が遅延したことになる。

 長い待機時間のため、搭乗客は多少疲れた様子だったが、落ち着いた雰囲気だった。

 搭乗客は30日夜、武漢市内の4カ所に集結し、同市にある韓国総領事館が提供したバスで空港に移動した。

 空港の外で中国当局による体温測定を受け、空港内で2回目の体温測定と韓国側の検疫を経て、症状のない人のみがチャーター機に搭乗した。

 韓国政府は当初、チャーター機2機に乗せる予定だったが、1機で輸送した。機内での接触の可能性を低くするため、座席の間隔を取って乗せる方針だったが、防疫マスク「N95」を着用すれば詰めて搭乗しても問題ないと判断したようだ。

 感染の可能性を減らすため、機内食を提供しないなど乗務員と搭乗客の接触もほぼ行われなかった。防護服を着た乗務員は乗客が搭乗する前、座席に入国書類や飲料水などを置いた。搭乗した政府の迅速対応チームや趙源泰(チョ・ウォンテ)大韓航空社長も防護服を着用した。

 チャーター機は31日午前8時ごろ(日本時間)、金浦国際空港に到着した。再び検疫検査を受けた後、政府が臨時生活施設として指定した忠清南道・牙山と忠清北道・鎮川にある公務員の研修施設で14日間過ごす。

 韓国政府は帰国を希望している残り約350人の国民を移送するため、中国当局とチャーター機の追加運航について協議している。

kimchiboxs@yna.co.kr

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