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韓国の外貨準備高 約90億ドル減=リーマン・ショック以来の下げ幅

記事一覧 2020.04.03 06:00

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が3日に発表した3月末の外貨準備高は4002億1000万ドル(約43兆円)で、前月比89億6000万ドル減少した。2018年5月以来の低水準。下げ幅はリーマン・ショックが起こった2008年の11月(マイナス117億5000万ドル)以来、最大となった。

米ドル紙幣(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

米ドル紙幣(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 韓国銀行は、当局による外国為替市場の安定化措置や、ドル高の影響でドル以外の外貨建て資産のドル換算額が目減りしたと説明した。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、先月は基軸通貨ドルの需要が世界各地で一気に高まった。

 内訳をみると、有価証券が3576億ドルで、前月比136億2000万ドル減少。預金は317億2000万ドルで、46億2000万ドル増えた。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)は4000万ドル増の33億2000万ドル。IMFリザーブポジションは1000万ドル減の27億8000万ドル。金保有は2013年2月から変動がなく、47億9000万ドルとなっている。

 韓国の外貨準備高は2月末現在、世界9番目の規模だ。1位は中国(3兆1067億ドル)、2位は日本(1兆3590億ドル)、3位はスイス(8550億ドル)だった。

yugiri@yna.co.kr

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