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9割日本から輸入の半導体マスクブランクス 韓国で年内量産化 

記事一覧 2020.04.20 09:42

【ソウル聯合ニュース】韓国の大手化学メーカーのSKCが半導体製造工程で使われるマスクブランクスのハイエンド製品の試作品をテストしており、下半期に本格的に量産を始める予定だ。産業通商資源部が20日、明らかにした。マスクブランクスは日本からの輸入が9割以上を占め、韓国が対日依存の脱却を目指す素材・部品・装備(装置や設備)の主要20品目に属する。

試作品を検査するSKC社員(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

試作品を検査するSKC社員(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 SKCは2018年から計430億ウォン(約38億円)を投じ、マスクブランクス製造用の新工場を昨年末に完成させた。21年にはさらに進んだ製品の量産化を目標に掲げている。

 産業通商資源部の鄭升一(チョン・スンイル)次官はこの日、中部の忠清南道・天安にあるSKCの工場を視察し、素材・部品・装備政策で速やかに成果を出す必要があると強調。特に日本が昨夏に対韓輸出規制を強化した半導体・ディスプレー材料3品目は年内に安定供給を達成する計画だとした。国産化に向けた研究開発(R&D)の支援対象である100の素材・部品・装備の「核心品目」について、「商用化へ今年2100億ウォン以上を集中的に支援する」と述べた。

 政府は100品目のうち20品目の21年までの安定供給確保を目指し、国内での生産拡大や技術開発、輸入先の多様化などに取り組んでいる。残り80品目に対しては今年1兆2000億ウォンのR&D費を支援する計画だ。

mgk1202@yna.co.kr

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