米偵察機と哨戒機が相次ぎ飛行 北の飛翔体発射後の1週間
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2020.04.21 08:50
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が短距離巡航ミサイルと推定される飛翔(ひしょう)体を発射した翌日から21日までの1週間に、米軍は主要な偵察機と哨戒機4機種を朝鮮半島に相次ぎ出動させたようだ。
民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、米空軍の偵察機E8Cと米海軍の哨戒機P3Cが朝鮮半島上空を飛行した。具体的な飛行時間は示されていないが、21日午前と推定される。
攻撃レーダーシステムなどを搭載したE8Cは、高度9~12キロから北朝鮮軍のミサイル基地、野戦軍の機動、海岸砲と長距離砲の基地といった地上の兵力と兵器の動きを細かく監視できる。
P3Cは一般的に、レーダーなどを利用して潜水艦を探索する任務を行う。
20日には米空軍の主力偵察機RC135Wが韓国上空でとらえられた。同機はミサイル発射前に地上の計測機器が発するシグナルをとらえて弾頭の軌跡などを分析する装備を備えている。
また、米空軍の偵察機RC135Uが15日に朝鮮半島東の東海上空を飛行した。RC135Uはレーダーの電波から敵の防空網を分析し、ミサイル基地から発せられる電磁波を情報収集する機種だ。
これら偵察機と哨戒機の飛行は、既存の計画に沿った通常の任務と考えられる一方で、北朝鮮の特異な動向をつかんで監視を強化したとの分析もある。
北朝鮮は14日午前7時ごろ、東部の江原道・文川付近から東海に向けて短距離巡航ミサイルと推定される飛翔体を数発発射した。
mgk1202@yna.co.kr