在韓米軍の駐留経費交渉 トランプ氏「韓国の提案を拒否した」
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2020.04.21 10:04
【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は20日(米東部時間)の記者会見で、2020年以降の在韓米軍駐留経費の韓国側負担を決める韓米交渉に関する質問に「彼ら(韓国)はわれわれに一定の金額を提示したが、私が拒んだ」と答え、「われわれがなすことに大きなパーセンテージ(割合)で支払うことを要請している」と述べた。
これに先立ちロイター通信は、韓国が駐留経費の負担額を前年の合意額に比べ最低でも13%引き上げる案を提示したのに対し、トランプ氏がポンペオ米国務長官、エスパー米国防長官と協議した上で拒否したと報じていた。
米国が在韓米軍削減を交渉カードに使うとの報道もあったが、トランプ氏はこの日、「それ(交渉)は(在韓米軍の)削減に関するものではない」と述べた。
同氏は韓国はとても豊かな国だと強調しながら、「(韓米の)関係は立派ながら、公正ではない。われわれは8500マイル離れた他国を防衛するために軍隊に費用を支払っている」と指摘。その上で「われわれは公平かつ公正に待遇を受けるべきだ」と韓国側負担の増額を重ねて迫った。
韓米は駐留経費負担に関する特別協定(SMA)締結のための交渉を昨年9月から行っているが、韓国側負担額の総額で隔たりが大きく、合意に至っていない。
mgk1202@yna.co.kr