北朝鮮が韓国軍の訓練非難 「軍事合意に逆行」
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2020.05.08 09:30
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、韓国空軍空中戦闘司令部が6日に黄海上空の作戦区域で実施した韓国海軍第2艦隊との合同防衛訓練を問題視し、2018年9月署名の南北軍事合意違反に当たると主張した。
北朝鮮の人民武力省(国防省)は8日、朝鮮中央通信や朝鮮労働党機関紙、労働新聞などを通じ発表した談話で、同訓練について「軍事対決の極致」と非難した。
同訓練が過去に南北間の軍事的衝突が発生した黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の空中と海上で敢行されたとした上で「全てが2018年の北南(南北)首脳会談以前に逆戻りしている」と指摘。南北軍事合意に背く露骨的な違反行為だと主張した。
また、韓国軍が北朝鮮を「敵」と称して訓練を行ったことは絶対に見過ごすことができない挑発であり、必ず反応を示さなければならない状況だとした。
一方、韓国政府と軍当局は北朝鮮軍が3日に北東部・江原道の非武装地帯(DMZ)内にある韓国軍の監視所を銃撃したことについて抗議し説明を求めているが、北朝鮮からの回答はまだないという。
hjc@yna.co.kr
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