韓国外相が白血病女児の帰国協力に謝意 茂木氏に書簡
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2020.05.08 15:37
【ソウル聯合ニュース】急性白血病を患った韓国人の女児が日本などの協力により滞在先のインドから無事に帰国したことを受け、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が7日、日本の茂木敏充外相に書簡を送り、感謝の意を表した。外交部の当局者が8日、伝えた。
当局者によると、康氏は書簡で女児の帰国を巡る日本政府の協力に格別な謝意を示すとともに、「今後も帰国支援に関し、緊密な協力が続くよう期待する」と表明した。また「域内での感染症拡大の封じ込め、克服に向け、両国で引き続き協力していこう」と呼び掛けた。
この韓国人女児は5歳で、容体が悪化したため親は韓国での治療を希望したが、インドが新型コロナウイルスの感染防止策として旅客機を運休し、帰国できない状態だった。在インド韓国大使館が他国の公館に協力を求めたところ、日本大使館が応じ、女児はニューデリーで日本航空(JAL)の特別便に乗ることができた。東京を経由して5日に韓国へ帰国している。
女児の帰国を巡る韓日協力が注目を集め、韓国が近く日本にマスクなどの防疫用品を支援する可能性も取り沙汰されている。
外交部の関係者はこれに対し、「新型コロナに関する日本との協力は開かれている」としながらも、「まだ日本から支援に対する公の要請はない」と述べた。
tnak51@yna.co.kr