ロッテ「ポストコロナ」時代に先手の対応 社内向け書籍を配布
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2020.05.10 10:07
【ソウル聯合ニュース】韓国のロッテ持ち株会社は10日、新型コロナウイルスの感染拡大が収束の兆しを見せていることから「ポストコロナ」時代に向けた準備に乗り出すと明らかにした。
ロッテはグループの代表取締役や企画担当の役員に、社内向け書籍「コロナ19前と後(BC and AC)」を配布した。新型コロナが収束してからの状況に迅速かつ柔軟に対応するためには社員らの認識が重要と判断した。
書籍は、3月から行った政策学、社会学、経営学、社会心理学など多様な分野の専門家インタビューや国内外の関連文献への研究を理解しやすくまとめたもの。20世紀の経済危機などを新型コロナの状況と比較し、政治や国際関係、経済、社会文化などさまざまな領域で予想される変化を具体的な事例とともに盛り込んだ。
ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)会長は3月に行った非常経営会議で、「現在も危機だが、コロナが収束してからの対応がもっと重要だ」とし、徹底した準備を求めていた。
csi@yna.co.kr
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