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韓国の自動車輸出が半減 新型コロナで打撃=4月

記事一覧 2020.05.15 13:04

【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な需要低下のあおりを受け、韓国の4月の自動車生産と輸出がともに減少したことが、15日分かった。韓国産業通商資源部によると、4月は生産が前年同月比22.2%、輸出は同44.3%減少した。

閑散とした起亜自動車光州工場の駐車場=(聯合ニュース)

閑散とした起亜自動車光州工場の駐車場=(聯合ニュース)

 生産は操業日数が2日減ったほか、海外での販売需要不振による生産台数の調整が行われたことで22.2%減の28万9515台と集計された。操業日数を反映した1日の平均生産台数は14.4%減少した。

 輸出は新型コロナウイルスの感染拡大と都市封鎖(ロックダウン)措置により世界的に販売需要が急減し、44.3%減の12万3906台だった。

 高付加価値製品のエコカーやスポーツタイプ多目的車(SUV)の輸出の割合が拡大したことで、輸出額は36.3%減にとどまった。

 輸出全体のうちエコカーが占める割合は17.9%と過去最高を記録し、SUVの割合は前年同月より6.6ポイント上昇の66.2%に達した。

 地域別では北米が28.2%減、欧州連合(EU)が25.1%減、アジアが62.1%減、東欧が55.9%減、中南米が80.6%減など、全地域で減少した。

 国内販売は3~6月の個別消費税引き下げと新車効果、特別割引などもあり8.0%増の16万7375台を記録した。

 国産車は各種新車の発売による販売好調、業界別の特別割引や分割払いなどの優遇措置に後押しされ6.4%増の14万4230台を販売した。

 輸入車は日本ブランドが64.4%急減したが、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンなどドイツブランドの人気が続き、18.7%増の2万3145台を売り上げた。

 日本ブランドは、昨年7月の日本政府による輸出規制に対する反発で日本製品の不買運動が起こってから、今年に入っても不振を脱せずにいる。

 先月の日本ブランドの販売はトヨタが62.8%減、日産が34.2%減、ホンダが68.6%減、レクサス(トヨタ自動車)が68.3%減、インフィニティ(日産自動車)が73.5%減だった。

 エコカーは輸出が11.5%、国内販売が28.3%増加し、新型コロナウイルスによる苦境の中でも増加傾向を示した。特に電気自動車(EV)の輸出は94.6%急増した9761台で、過去最高を記録した。

 自動車部品の輸出は海外の主要完成車工場が操業を中止した影響で49.6%減少し、10億2000万ドル(約1094億円)にとどまった。

ynhrm@yna.co.kr

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