新型コロナとインフルの同時流行に備え 無料予防接種の対象拡大検討=韓国
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2020.05.21 15:39
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長は21日の定例会見で、秋以降に新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行する可能性に備え、インフルエンザワクチンの無料予防接種の対象を高校3年生までに拡大する案を検討していると明らかにした。高齢者についても対象年齢を現在の65歳以上から60歳以上に広げる方針だ。
政府は現在、生後6カ月から中学1年生まで、65歳以上の高齢者、妊婦などについて無料でインフルエンザの予防接種を行っている。
尹氏は「インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の症状が似ており、流行する時期も重なるため、インフルエンザの流行を最小化すれば新型コロナウイルス感染症の症状を示した人を選別するのが容易になる」と期待を示した。
また、接種対象が拡大されることで新たに必要となるワクチンについては、十分に供給を受けられるよう製薬会社と協議を進めていると説明した。
ynhrm@yna.co.kr
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