韓米国防相が来月テレビ会談 米軍駐留経費負担など議論へ
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2020.05.26 10:09
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と米国のエスパー国防長官が来月、テレビ会議形式の会談を開催する見通しだ。韓国政府の当局者は25日、両国が具体的な開催日程などを調整中だと伝えた。
テレビ会談は、アジア太平洋諸国や欧米の国防相らが集う「アジア安全保障会議」(シャングリラ会合)が今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったことを受けて開催するもの。
韓米日は今月半ばにテレビ会議形式で開いた定例の防衛実務者協議(DTT)で、来月中に3カ国国防相によるテレビ会談を開くことで合意していた。韓米国防相会談は3カ国の国防相会談と同じころに開かれる見通しだ。
今回の韓米国防相会談は米国から開催要請があったとされ、エスパー氏は在韓米軍駐留経費の韓国側負担の増額を重ねて求めるとみられている。
韓国と米国は2020年以降の米軍駐留経費の韓国側負担額を決める交渉を昨年9月から行っているが、まだ妥結していない。今年3月末、韓国の20年負担額を前年(1兆389億ウォン、約902億円)比で13%引き上げる案に暫定合意したものの、トランプ米大統領が拒否したため最終合意に至らなかったとされる。
会談では新型コロナの影響で無期限延期が決まった韓米合同軍事演習なども議題になる見通しだ。
tnak51@yna.co.kr