Go to Contents Go to Navigation

日本映画「新聞記者」の原案本 韓国で翻訳出版

記事一覧 2020.06.02 15:09

【ソウル聯合ニュース】韓国の女優、シム・ウンギョンが出演し、日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞した映画「新聞記者」の原案となった東京新聞の望月衣塑子記者の同名の著書が、このほど韓国で翻訳出版された。

「新聞記者」韓国語版の表紙=(聯合ニュース)

「新聞記者」韓国語版の表紙=(聯合ニュース)

 同書は、フォトジャーナリストの吉田ルイ子氏が南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)について記録した本を中学生の時に読み、記者を志した著者の17年間の取材記をまとめたものだ。

 日本歯科医師連盟のヤミ献金事件などのスクープを紹介しながら日本の官邸とメディアの素顔を暴き、ジャーナリズムの現場での悩みを打ち明ける。

 また、米紙ニューヨーク・タイムズが望月氏を「日本の報道の自由の象徴」と評したきっかけとなった、菅義偉官房長官の定例会見での厳しい質問が波紋を呼んだ際のエピソードを記した章では、男性支配的な日本の政界と政権におもねる御用メディアに苦言を呈した。

 著者は批判のみにとどまらず、政府の抑圧が強まる時こそメディアの垣根を越えた横の連帯が重要だと指摘。「スクープ主義からの脱却」を提案している。

日本映画「新聞記者」のポスター(公式フェイスブックより)=(聯合ニュース)

日本映画「新聞記者」のポスター(公式フェイスブックより)=(聯合ニュース)

ynhrm@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。