韓国首都圏で集団感染相次ぐ 教会で50人超
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2020.06.03 18:49
【ソウル聯合ニュース】韓国の首都圏で教会に関連した新型コロナウイルスの感染者が増加している。
中央防疫対策本部は3日、ソウル近郊の仁川市の教会で発生した集団感染を巡り、この日午前0時時点で信者ら計55人の感染が確認されたと発表した。先月31日に教会の牧師の感染が判明し、その後、同教会に関連した感染者が急増している。
中央防疫対策本部によると、5月以降に首都圏で宗教関連の集まりや活動により感染した人は、2日時点で94人。この日新たに感染が確認された人を加えれば100人を超えたとみられる。
中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は市中で感染した人が無症状または軽症の状態で活動し、宗教施設での集団感染につながった可能性を指摘している。
ソウルの繁華街・梨泰院のクラブや京畿道富川市の物流センターで発生した集団感染の影響も続いている。
梨泰院のクラブに関連した感染者は2人増え、272人になった。このうち96人はクラブ訪問者で、176人は訪問者と接触した家族や知人などという。物流センターに関連した感染者も2人増え、119人になった。このうち物流センターで働いていた人は74人。
このほかにも、首都圏では小規模な集団感染が散発的に発生しており、ソウル市内の生命保険会社のコールセンターでは自主隔離中だった3人の感染が確認され、3日午後0時時点で感染者が計11人になった。
yugiri@yna.co.kr
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