LGグループ 年2回の採用試験を廃止=通年・インターン選抜に
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2020.06.09 17:11
【ソウル聯合ニュース】韓国のLGグループは9日、上半期と下半期の2回実施していた定期採用を廃止し、今年下半期からは通年採用に転換すると発表した。
また、新入社員の70%以上を採用連携型のインターンシップで選抜し、適性検査をオンラインで実施することで新型コロナウイルスの流行以前とは異なる「ニューノーマル」(新常態)に先んじて対応することを決めた。
これに先立ち、現代自動車やSK、KTなどが定期採用を廃止または縮小し、サムスンは採用試験の一環として「サムスン職務適性検査(GSAT)」を初めてオンラインで実施した。今回LGも定期採用を廃止するとともにオンラインでの筆記試験を導入。新型コロナウイルスをきっかけに大企業の採用スタイルが大きく変化している。
LGは、上・下半期の定期採用ではなく志願者の専攻や経験を基に希望する職種にエントリーする通年採用方式と採用連携型のインターンシップが定着すれば、志願者が希望する職務と就職後の職務のミスマッチが解消されると期待する。
新入社員の70%以上を占める採用連携型インターンシップは平均4週間行われ、各グループ会社で割合を拡大していく計画だ。
LGはインターンシップ以外に産学協同、公募展などさまざまなプログラムを通じた採用も行っている。
適性検査は9月から全面的にオンライン方式に切り替える。問題数を以前の半分程度に減らすとともに出題パターンをオンライン用に最適化し、試験時間も1時間台に短縮する。
LGは新型コロナウイルス後の成長に備え、足元の人員増ではなく中長期的観点で優秀な人材を確保する方針だ。
ynhrm@yna.co.kr