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韓国・済州島のカラスにご注意 物盗んだり攻撃したり

記事一覧 2020.06.11 12:35

【済州聯合ニュース】韓国南部の済州島のゴルフ場や森林の散策路で、人がカラスに物を盗まれたり攻撃されたりするケースが相次いでいる。

カラス(資料写真)=(聯合ニュース)

カラス(資料写真)=(聯合ニュース)

 島内のゴルフ場関係者などが11日までに語ったところによると、丘陵地帯にある一部のゴルフ場では、カラスがカートに積まれていたキンパ(韓国のり巻き)や菓子をかすめ取るだけでなく、財布や服、どうかすると携帯電話まで持ち去ることがよくある。ある人はラウンド中に、カートに置いていた現金30万ウォン(約2万7000円)入りの財布を持っていかれた。

 カラスに荷物を取られないようキャディーから注意喚起があったというが、「笑って聞き流していた。本当に起きるとは思わなかった。いつの間にか持ち去ったのをみると、一度や二度のことではなさそうだ」と舌を巻いた。

 ゴルフ場でキャディーとして働く女性は「カラスはグリーンそばのカートを止める場所を知っていて、待ち構えている。人がグリーンに行くと、そのすきにカートをあさるのだから抜け目ない」と話した。

 カラスに人が攻撃される被害も起きた。先月、観光地のサリョニ林道を訪れた人は「道を歩いていたら突然カラスが妻の頭をつついて逃げ、妻は頭をけがした」と、済州道庁ホームページに苦情を寄せた。

 韓国鳥類保護協会済州道支会によると、2~3年前からこの散策路入り口にはカラスの群れがよく飛んできて、人の頭や肩を羽根がたたいたりくちばしでつついたりするほか、かばんをこじ開けようとする。驚いた人が転倒する事故も起きている。棒などを振り回してカラスを追い払っても、すぐに舞い戻り、また人の頭をつつくこともある。

 そこで済州市は今月5日から、鳥類保護協会済州道支会に依頼してサリョニ林道でカラスの捕獲に乗り出した。カラスは有害鳥獣に指定されており、許可を得れば捕獲することができる。だが、こうした動きを察知したのか、カラスが急に人に寄り付かないようになった。捕獲には時間がかかると予想される。

カラスの群れ(資料写真)=(聯合ニュース)

カラスの群れ(資料写真)=(聯合ニュース)

mgk1202@yna.co.kr

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