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南北米の対話再開へ「積極的に外交努力」 韓国外交部が報告

記事一覧 2020.06.16 16:35

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は16日、国会外交統一委員会に提出した業務報告資料で「南北米間の対話のモメンタム(勢い)を再点火するための積極的外交努力を強化する」とし、北朝鮮が対話に応じず緊張が高まっている状況においても、朝鮮半島平和プロセスをけん引するため南北米3カ国の対話に向けた努力を続けるとの方針を示した。

国会外交統一委員会の全体会議=16日、ソウル(聯合ニュース)

国会外交統一委員会の全体会議=16日、ソウル(聯合ニュース)

 外交部は、北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長、李善権(リ・ソングォン)外相、チャン・グムチョル統一戦線部長の談話などを通じて韓国や米国による対話の提案に応じない姿勢を示しているが、韓国政府は南北軍事合意を順守し、朝鮮半島の平和と繁栄のために努力すると表明した。

 また、緊密な韓米協力を通じて南北米間の対話を促進することができる韓国の役割を積極的、能動的に模索するとし、「節制された対応を維持しながら、国際社会と共に北に『挑発の自制、対話への呼応』などのメッセージを引き続き発信する」と説明した。その上で、今後の非核化交渉の再開に備えて韓米間の戦略の調整を続け、非核化の進展と朝鮮半島の平和体制構築のための外交的努力に引き続き注力すると報告した。

 北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長が13日の談話で「朝米(米朝)対話と非核化の努力」に言及した外交部当局者の発言を非難し、「非核化というたわ言を取り消したほうがいい」と述べたにもかかわらず、努力を続けるという意思を改めて示した形だ。

 外交部は、南北の軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産への南北共同登録や板門店、開城の平和協力地区指定、DMZ内の地雷除去など、政府の平和構想実現に必要な外交的努力を傾けるとも説明した。  

 一方、韓日関係では「対話を通じた問題解決」の基調に従い、強制徴用問題の解決方法を模索するための協議を続けるとともに、日本の輸出規制措置の撤回を積極的に促すとの方針を示した。また、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了を再検討することが可能だとの立場を改めて強調し、日本の歴史歪曲(わいきょく)には断固として対応するとした。

ynhrm@yna.co.kr

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