北朝鮮の軍事行動予告に警告 「代価払うことになる」=韓国国防部
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2020.06.17 13:22
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は17日、北朝鮮が2018年9月の南北首脳会談の際に締結された南北軍事合意の事実上の破棄を予告したことについて「実際に行動に移す場合、北は必ずそれに対する代価を支払うことになるだろう」と警告した。
韓国軍合同参謀本部のチョン・ドンジン作戦部長(陸軍少将)は、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部がこれまでの南北合意や18年4月の南北首脳による板門店宣言、南北軍事合意に反する軍事行動計画について朝鮮労働党中央軍事委員会の承認を得ると発表したことに対し、「深い憂慮を表明する」と述べた。
チョン氏は「こうした措置は過去20年間、南北関係の発展と朝鮮半島の平和維持のために南北がともに傾けてきた努力と成果を一挙に台無しにする措置だ」と批判した。
また「わが軍は現在の安全保障状況に関連し、朝鮮人民軍の動向を24時間綿密に監視している」とし、「確固たる軍事対備態勢を維持しており、安定的な状況管理で軍事的危機の高まりを防止するための努力を続けている」と説明した。
国防部が前日に「挑発行為を敢行すれば、これに対して強力に対応する」としたのに続いて2日連続で立場を表明し、北朝鮮に強力な警告を送ったものと受け止められる。
朝鮮人民軍総参謀部の報道官はこの日午前、南北軍事合意に従って非武装地帯から撤去した監視所を再び設置し、前線での警戒を強化する方針を明らかにした。また、前線に配備された砲兵部隊の勤務を増強し、境界地域付近での軍事訓練も再開する計画を示した。
ynhrm@yna.co.kr
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