大韓・アシアナ航空　マイレージ有効期限を１年延長へ

【ソウル聯合ニュース】韓国航空大手の大韓航空とアシアナ航空は１８日、新型コロナウイルスの流行が長期化し、マイレージ（マイル）を使用できない利用客が増えていることを受け、マイレージの有効期限を１年間延長することを決めた。

　両社は国土交通部、公正取引委員会との協議を経て今年末で消滅するマイルの有効期限を１年間延長し、来年１２月３１日までとすることを決定したと発表した。

　新型コロナウイルスの感染拡大で国際線の運航が今月２週目時点で前年同期比９６％急減し、他国への入国が制限されていることから、マイルの使用が現実的に困難だとの認識によるものだ。

　大韓航空は現在、国際線１１０路線のうち２５路線のみを運航しており、国際線の運航率は２０％にも満たない。

　アシアナ航空も国際線を７３路線から１９路線、１週間の運航回数は６５５往復から６２往復に減らしており、現在の運航率は９．５％にとどまっている。

　国土交通部と公正取引委員会は、こうした状況でマイレージの有効期限が過ぎ、マイルが消滅するのは不当だとの指摘が相次いだことで、両社とマイレージの有効期限延長を協議したと説明した。

　アシアナ航空の関係者は「状況が好転し次第、航空機の運航を増やし、マイレージ航空券の購入に不便がないよう最善を尽くす」と話している。

　国土交通部と公正取引委員会は「新型コロナウイルスの影響によってマイレージの利用に不便がないようモニタリングを強化し、消費者保護のために引き続き努力する」と述べた。

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