現代自・LGトップが会合 EV巡る協力議論
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2020.06.22 16:04
【ソウル聯合ニュース】韓国・現代自動車グループの実質トップ、鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長とLGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長が22日、中部・忠清北道の梧倉にあるLG化学の工場を訪れて、電気自動車(EV)のバッテリー生産ラインを視察し、EV分野での協力強化について議論した。
鄭氏と具氏が公式に会合を行うのは今回が初めて。鄭氏は2018年9月に首席副会長に昇進し、経営の第一線に立った。具氏もグループ総帥となって2年を迎えた。
LG化学は現代自動車のEV2車種とハイブリッド車、子会社の起亜自動車のハイブリッド車にバッテリーを供給している。
自動車業界はEV市場の主導権を握るため、激しい競争を展開している。現代自動車が高性能・高効率のバッテリーを確保するため、LG化学などとタッグを組むとの観測も出ている。
現代自動車は25年に世界市場で56万台のEVを販売し、業界3位に浮上する目標を掲げている。起亜自動車は19年に2.1%だった世界のEV市場に占めるシェアを25年に6.6%へと引き上げる方針だ。
現代自動車グループ関係者は「現代・起亜自動車は世界最高性能のEVに必要な最適化したバッテリー性能を実現するため、関連技術を研究している」として、「今回の訪問は次世代の高性能バッテリーの開発現況を確認し、未来のバッテリー開発方向を共有するため」と明らかにした。LGグループ関係者は「両社の協力を期待する」と述べた。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は未来車など三つの新成長産業を積極的に育成する方針を表明している。
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