在韓米軍司令官 韓国軍が主導する有事作戦権行使の「成功願う」
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2020.07.01 16:37
【ソウル聯合ニュース】在韓米軍のエイブラムス司令官は1日、ソウルでの「韓米同盟フォーラム」に出席し、韓米連合軍司令部に代わる新たな軍司令部となる未来連合司令部との合同防衛態勢を韓国軍大将が主導する計画について、米国は履行の成功を願っていると述べた。一方、一部で在韓米軍の撤収の可能性が提起されていることについては、根拠のない主張だと一蹴した。
エイブラムス氏は「多くの人が条件に基づいた(韓米連合軍が持つ)有事作戦統制権の韓国軍への移管計画に関心を持っている」としながら、「米国は究極的に(未来)連合司令部と合同防衛を韓国軍大将が率いる同盟の計画が成功裏に履行されなければならないという固い意志を持っている」と述べた。
これに先立ち、韓米は有事作戦統制権が韓国軍に移管されれば未来連合司令部の司令官を韓国軍大将が、副司令官を米軍大将がそれぞれ務めるとする指揮構造に合意した。エイブラムス氏の発言は、韓国軍大将が有事作戦統制権を行使する計画を支持し、履行を強調したものと受け止められる。
エイブラムス氏は「米国がドイツから米兵9500人を撤収させる方針だが、韓国でも同じようなことが起こらないか懸念される」との質問に「全く根拠がない主張だ」とし、「依然としてわれわれの任務と韓国防衛に対する意志を持っている」と答えた。
このほか、北朝鮮のミサイルの脅威が高まり、多角化しているとしながら、今ある全ての軍事資産などを統合することが非常に重要だと強調した。
ynhrm@yna.co.kr