救急患者への適切な診療 コロナ禍の「重要な宿題」=韓国政府
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2020.07.06 15:40
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部の金剛立(キム・ガンリプ)第1総括調整官は6日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも一般の救急患者が治療を受けられないことがないよう、細心の注意を払うとの立場を示した。
金氏は会見で「新型コロナウイルス問題が長期化し、他の疾患を持つ患者が適切な医療サービスを利用するのに障害が生じないようシステムを構築することは、医療業界と政府が共に考えなければならない重要な宿題だ」と述べた。
さらに、慢性疾患の患者が治療を受けられないケースを減らすため、医療界の協力を得て一時的に非対面診療を行ったほか、新型コロナウイルスの感染拡大や感染連鎖のリスクを減らしながら救急外来を利用できるよう、57カ所の重症救急診療センターを設置したと説明した。
また、政府の第3次補正予算によって呼吸器専門クリニックを今年中に500カ所に拡大することも、新型コロナウイルス感染症以外の患者の診療の機会を保障するための措置だとした。
金氏は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で救急外来での死者が増加したという一部の指摘に対しては、2月と3月の統計だけで見るとむしろ2018年、19年より少ないとしながら「追加の分析と検討が必要だ」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr
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