文大統領「同胞の安全保護は義務」 在外国民とオンラインで懇談
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2020.07.24 15:43
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、ソウルの外交部庁舎で各国に住む国民とオンラインでつないで懇談会を開き、海外で新型コロナウイルス感染が広がる中での安全状況を確認した。
文大統領は「韓国が3月に新型コロナ感染に苦しんでいた時、在外同胞の皆さんの温かい気持ちが大きな力になった」と感謝を伝えた。その上で、「今度は国が応える番。国は国民と同胞の生命と安全を保護する義務がある」と強調し、国境が封鎖された中で海外にいる国民らが帰国できるよう全力を尽くしたと説明した。
政府はチャーター便を投入するなどして、これまでに117カ国から4万人以上の韓国人らの帰国を支援した。
文大統領は続けて、インド、米国、日本、ベトナム、タイなどに住む韓国国民らとオンラインで対話した。
韓国と日本などの協力で親の駐在先のインドから帰国し、治療を受けている白血病の韓国人女児の父親も参加。文大統領は「インド、韓国、日本の協力で無事に娘さんが韓国に戻ることができ、治療の経過が良いと聞いた。幸いだ」と語りかけた。
この女児は5月、インドが新型コロナの感染防止策として旅客機を運休する中、日本と韓国の航空会社の旅客機を乗り継いで帰国していた。
tnak51@yna.co.kr
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