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慰安婦団体前代表 不正疑惑巡り14時間半の取り調べ受ける=韓国

記事一覧 2020.08.14 08:36

【ソウル聯合ニュース】韓国の旧日本軍の慰安婦被害者支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の前理事長で与党「共に民主党」国会議員の尹美香(ユン・ミヒャン)氏が正義連の不正会計疑惑などについてソウル西部地検の取り調べを受けた。取り調べは13日午後から14日未明まで約14時間半に及んだ。

尹美香氏=(聯合ニュースTV)

尹美香氏=(聯合ニュースTV)

 尹氏の出頭は検察が5月に正義連の不正会計疑惑の捜査に着手して以降初めて。

 正義連と前身の「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」の代表を務めた尹氏は2018年と19年に個人名義の口座で寄付金を集めた疑いや、被害者の憩いの場としてソウル郊外の京畿道安城市に設けた施設を相場より高く購入した疑いなどが持たれている。検察は寄付金の私的流用などについて調べたとみられる。

 検察は5月中旬、複数の市民団体が正義連の不正会計や寄付金横領などの疑いで尹氏らを告発したことを受け、捜査を開始。これまで正義連の事務所や施設などを家宅捜索し、正義連と挺対協の会計担当者らに対する聴取を複数回実施した。

 また、両団体が支援した慰安婦被害者の遺族、団体の決算に関わった外部監査の担当者らを参考人として呼び、話を聴いている。

 疑惑の中心人物となる尹氏の取り調べが行われたことから、検察の捜査は最終段階に入ったとの見方が出ている。

 検察は尹氏の逮捕状請求や在宅起訴などを検討している。

 ただ、尹氏は今月18日に臨時国会が開会し、不逮捕特権を得ることになるため、逮捕状を請求する場合は国会の同意が必要となる。

kimchiboxs@yna.co.kr

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